コードトーンが伝わるアドリブ演奏ができるようになるための練習方法
- ぴゅら子のミュージックチャンネル
- 3月31日
- 読了時間: 4分
この記事はアドリブ演奏ができるようになりたい人
特にコード進行、コードトーンに沿った演奏ができるようになりたい人たちに
向けた記事です。

羅列とフレーズの違い
まず知識の話をします。
スケールを使う、⚫︎⚫︎スケールが使える、コードトーンを使う
よく聞く話ですね。
こう言う説明は間違いではないですが十分ではありません。
かなり、不十分な説明だと思います。
なのでこれらの説明で終わっている教材、動画などを見ても何も身につきません。
また実際に音を出して説明している教材の中にも、「使える」という説明にとどまるものは
一般に言う、スケールの使い方やコードトーンの追いかけ方に対する理解が追いついておらず、ただ音を羅列しているものも見かけます。
ただ音を羅列することと、スケールやコードトーンに沿ったフレーズを演奏することは
どちらも「スケールやコードの音を使う」という意味では同じかもしれません。
しかし、音楽的かどうかという意味では大きく異なります。
この記事では、音の羅列からの卒業をテーマに話していきます。
一発コードのアドリブソロができるようになろう
「音の羅列」だと感じる演奏と「コードに沿ったフレーズ」の演奏を
弾き分けてみたので、聞いてみてください。
どちらもAmをコンセプトにしていますが、両者の内容はかなり違いがあると思います。
私が「コードに沿ったフレーズ」と説明してる方がかっこいい、こういう演奏ができるようになりたいという方は、この続きを読んでみてください。
こうなるための方法、考え方を説明していきます!
それぞれのテイクで何を考えて演奏したか
音の羅列とはいいていますが、こちらのソロにも一定のルールがあります。
・Amぺンタトニックスケールの音で構成されている
・スケールの音を順番に演奏する
・音形の規則性が希薄(ある意味ペンタなので固いともいえる)
・スペースが少なく呼吸を感じにくい
上記のようなイメージで演奏しました。
これは、私にとっては少し不自然なものです。
でもこう言う音並びが必要なシーンが全くないわけではないとは思います。
ただ、私には少し意図が見えてこないように感じてしまいます。
なので羅列という言葉で表現させてもらいました。
一方でコードに沿ったフレーズでは
・Amペンタトニックスケールの音を基調とした音で構成されている
・ドミナントやサブドミナントの機能がメロディから読み取れる
・スケールの音を意図のある塊や単位で使用している
・音形に規則性がある
・呼吸とスペースがあり、他のパートがスペースを埋めるタイミングがある
コードトーンが伝わるアドリブの練習方法
コードトーンを演奏できるようにする
コードトーンに対するアプローチノートをつかう
超基本はこの2つです。
コードトーンを演奏すると言うのは今鳴っている音を理解しているかを示し
アプローチノートを入れるのは、次にどへ向かうのかを伝えます。