相対音感鍛えてますか!!!!!?????
元気よすぎ!
この記事では相対音感のススメと言うことで
インターバルの知識をどのように日常で使用しているか考えていきたいと思います。
まずはじっくり基礎的な話をしてみます!
インターバルとは
2つの音の高さの距離。2音間の高さの差をインターバルと呼びます。日本語では音程と言います。
メロディやハーモニーの動きを論理的に理解するために必要な概念です。
音程は角度のように度で呼称し、オクターブ以内の音程はこんな風に呼称されます。
こんな風に呼称されるぞ!
◆ 完全音程 1度 4度 5度 8度
◆ 長音程 2度 3度 6度 7度
◆ 短音程 2度 3度 6度 7度
◆ 増・減音程 全ての度数に対して使用する
これらの音程の名称はしばしば、覚えるものとして教えられがちな印象を受けますが
実はそんなこともなくて、完全音程を中心に線対称になっています。
噛み砕いて説明する為には音程の転回について考えてみましょう!
音程の転回
ちょっとわかりにくいかもしれないですが
音程は基準とする音から、対象とする音までの高さの差のことなので
対象となる音から基準となる音を見た時にはインターバルが変わることがあります。
例えば・・・
CからみたDbは 短2度(b9th)ですが
DbからみたCは 長7度(M7)です。
短音程を転回すると長音程になります。
増音程の転回は減音程に、完全音程の転回は完全音程となります。
というよりも、このような性質をもとに完全や長短という名称が付けられたと考えた方がしっくりくるでしょう。
1オクターブ内の音程では、基準とするの度数と転回された度数の和が9になります。
インターバル転回の性質まとめ
・完全音程 ⇄ 完全音程
・長音程 ⇄ 短音程
・増音程 ⇄ 減音程
これらの性質を理解した上で、コード進行を考えると面白い景色が見えてきます。
転回や移動ド歌唱で見えるインターバルの景色
移動ドとは
移動ド歌唱とは、ざっくり説明すると
任意の音をド(キーの中心音)として相対的に音程に名前をつける方法です。
例えばCを基準にすると
ドレミファソラシドは
C D E F G A B Cとなり
Fを基準とすると
F G A Bb C D E Fとなります。
つまり、移動ドはトーナルセンター(ド)からのインターバルに名称を付けなおす行為です。
レとは長2度の、ソとは完全5度の言い換えです
コードとトーナルセンターのインターバル
ここにごく普通の2-5があります。
Dm7→G7
C → B
A → G
F → F
D → D
ミクロな視点
Dm7をDから見たときには
D、F、A、Cが
1度、短3度、完全5度、短7度
このように見えます。
この視点は、今演奏しているコードに沿った音を選択するときにとても重要な視点です。
バーチカルなフレーズを演奏するときに意識すると有効です。
逆向的な視点
Dm7を進行先のGから見たときには
D、F、A、Cが
完全5度、短7度、長9度、完全4度
となります。
この視点は、コードチェンジの際に滑らかな音の流れを作る時に気にかけたい視点です。
逆向的な視点と、ミクロな視点を行き来することで、ボイスリーディングを作ることができるようになります。特に伴奏などで必要な目線です。
マクロな視点
Dm7をトーナルセンターから見ると
D、F、A、Cが
長2度、4度、長6度、完全8度(1度)
となります。
この視点は、移動ドから見える音程の把握イメージと一致します。
曲の分析に役に立ちます。また歌心あるフレージングはこの視点からうまできていると私は感じます。
作曲やアレンジに役に立つ視点です。
このようにインターバルを実用的に使用することで、2音間の音の高さというインターバルが、ジャングルジムのように立体的な概念に持ち上げられます。
1音をいろんな角度から捉えることで、また少し音楽のことが分かったようになるでしょう!
この記事は全て無料で閲覧できます!
楽しんでいただけたら嬉しいです!
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