第一回はバラードやミディアムスイングで演奏される名曲
Everything Happens To Me を取り上げます!
最近ですとレイニーデイ・イン・ニューヨークで使用されていましたね!
楽曲がどういうムードの時に演奏されるのかを知ることはとても大事だと思います
この企画の楽曲の覚え方・方針
曲の覚え方は若干マッチョなんですけど何回も聴いて、演奏して覚えます。
でも、譜面を見ながら演奏しても覚えられないので、移動ドのドレミで歌って覚えることを前提にします!
前準備 : 曲を知っている状態にする
メロディを移動ドで何度も歌唱する
ルートを移動ドで歌唱する
様々なキーで何度も演奏する
メロディとルートやコードトーンを同時に演奏する(シングルトーンでやります)
レジェンド歌手のフェイクを真似する(おまけ)
私が参考にする歌手
Anita O'Day
Peggy Lee
Carmen McRae
Ella Jane Fitzgerald
Johnny Hartman
Nat King Cole
本当はすべての工程で譜面を使わずに取り組みたいのですが
しかし100曲詰め込むので、まずは譜面を見ながら移動ド音声を作ろうと思います。
工程1,2,3の手助けになる動画を置いておきます
簡単にアナライズしておきます
(移動ドで歌える時点でアナライズが同時にできていることが理想です。なぜならば移動ドを身につけるということは、曲の構造を理解しているということとほぼ同じ意味だからです)
以降の工程では譜面を使いません。
アナライズ
KeyをCとしたら AメロはCメジャー
Dm7 G7 | Em7 A7 | Dm7 G7 F7|Em7-5 A7-9 |
Dm7 Bb7 | Em7 A7 | Dm7 G7 | Em7 A7 |
Bb7はサブドミナントマイナーです
Dm Fm7 Bb7 | Em7 A7
こう書くと分かりやすくないですか?
サビはF(四度上に転調しています)
なので元々ドだった音はソになります。
Gm7 C7(#9) | F D7 | Gm7 C7(-13) | F |
半音下がって元のキーの長三度上のツーファイブから
Ⅵm Ⅱ7 Ⅱm7 Ⅴ7という定番の進行でもとのCメジャーKeyへもどります
F#m7 B7(#9) | E |Am7 D7 | Dm7 G7|
賢いですね
もう一度Aに戻って終わりです。
この曲の見せ場はところどころに挟まるオルタードフレーズでしょう。
歌を聞く歌詞を覚える
歌詞を覚えることでフレーズの塊を覚えることができます
メロディのフェイクは歌詞に合うように入れたいですよね!
余裕があればバース(ミュージカルでは歌が始まる前の定番のイントロのようなものがあります)も一緒に覚えることができたらいいですね。
工程4,5の過程をお見せできないのが残念ですが
伴奏を鳴らさずに、メトロノームやドラムマシーンでメロディをひたすら演奏します
この時にルートの流れが聞こえるように意識します
5の工程では、メロディがコードトーンの何度の音なのかを意識しながら演奏します
練習過程を共有してみました
これはメロディを覚えた頃に、テンポレスにコードトーンを同時に鳴らす練習中です
この後、メトロノームを使ってこれがAny Keyでできるようにしていきます。
きいてもらったらわかると思うんですけど、ベースでやることじゃないし難しいです
しかし、これを乗り越えた先に本当の意味で曲を覚えるに到達できる気がしています。
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