今回はスタンダードの名曲How High The Moonを取り上げます!

エラのテイクを紹介。
チャーリーパーカーが全く同じコード進行でオーニソロジーという曲を書いていますね。
このように同じコード進行でメロディを変える替え歌をコントラファクトといいます。
移動ドで覚えよう!
今回も音声を用意しました!
何回も歌っていろんなキーに転調して演奏しましょう!
アナライズ
この曲は、同主調転調を多用しています。
同主調転調とは、CからCmへ、CmからCへというように
共通のトーナルセンターのメジャーとマイナーの転調です。
メロディの
ソドレレ "ミ"
ソドレ "メ"
と3rdがメジャーからマイナーへと変化していると考えるとわかりやすいです。
同主調転調は、さまざまなシーンで使用されるので耳で聞き取れるようになりましょう!
(G)
Ⅰ |Ⅰ | Ⅰm7 | Ⅳ7 |
(F)
Ⅰ |Ⅰ | Ⅰm7 | Ⅳ7 |
BメロのEbはサブドミナンと捉えるのがいいでしょう。
(Gm)
ⅥbM7 /Ⅴ| Ⅳm7 Ⅴ7 |Ⅰm7 |Ⅰm7 |
途中からまた同主調転調です。
(G)
Ⅰ | ⅣM7 | Ⅲm7 Ⅲb7 |Ⅱm7 Ⅴ7 |
同主調転調がたくさん!
歌って覚えましょう!
この先はコード進行アナライズする上で同時に2つの解釈を持つことで見える景色について話します。
話題は2つです
・BメロのEbM7はトニックorサブドミナント 見分け方
・Aメロの構造を別のトーナリティから見直してみよう
BメロのEbM7はトニックorサブドミナント 見分け方
これまでAメロの1段目GM7と2段目FM7をそれぞれ、トニックとみなしてアナライズしました。
しかし、Bメロの1小説目のEbM7についてはサブドミナントだと説明しています。
なぜ、ここはサブドミナントと言えるのかというと