コードトーンを追いかけるドリル
- ぴゅら子のミュージックチャンネル
- 11 分前
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かろやかに導入!!!
コードトーンに沿ったメロディをアドリブ演奏するためのドリルを作りました!コードトーンを追いかけるには、いくつかの制約を守って演奏する必要があります。方法を一つ一つを洗い出し、練習していくことで少しずつコードトーンを追いかけられるようになります。まさにビバップは一夜にしてならず!いくつかのプロセスを経る必要があります。今回は、基本的なアプローチの全てと言っても過言ではない4つの方法を紹介します。
そのまえに、まずはこちらをお聞きください
コードトーンに沿ったフレーズとコードトーンに沿っていないフレーズを聞いてみて
コードトーンに沿ったフレーズが弾けるようになりたいな!というかたへ向けた記事です。
興味があればぜひよんでみてください!
練習方法、プロセスの紹介
前の小節から次のコードトーンへのアプローチを演奏する練習
コードトーンに着地した後、アルペジオを演奏する
コードトーンに着地した後、スケールを演奏する
組み合わせ練習を行う
基本的にはこの4つができるようになるとコードを追いかけた演奏になります。
もっと突き詰めると、ここからさらに9thや13thなどのテンションを加えたりコードをおきかえたり(代理)すると、より仕上がっていきますですが、いきなり欲張っても、うまくいかないので今回は基礎固めの特訓回です!
特に1のプロセスが重要なので、よく演奏するC,Bb,Ebの調で用意しました。そして2,3のプロセスである、着地後にアルペジオ、着地後にスケールを演奏するトレーニングはCで用意しています。最後に組み合わせの例を2つ紹介しています。
なぜオールキーで用意していないのかというと譜面を見て演奏することはあまり意味がないからです。というのも大事なのは、そのフレーズがどのようにできているのかという仕組み自体を理解して、毎回自力でそのフレーズを生み出すことがコードトーンに沿ったアドリブ演奏ができるようになる上で必要な能力だからです。なので、方法論さえ伝われば、あとは楽譜を見るのではなく自分で作って欲しいのです。
今回紹介している4つのプロセスは、コードトーンに沿った演奏をする基礎の全てを網羅していると言っても過言ではないと思います。
仕組みを理解して、譜面を見ずに自分で演奏できるようになることが大切です。これらは、リックみたいに慣用句的にフレーズを覚えるのではなく毎回自分で作り出すプロセスを経て練習に取り組みましょう。フレーズのでき方、成り立ち方については、譜例にメモを書いています。なので、このメモを読んで理解して自分で譜例のようなフレーズにたどり着くことがとても大切です。
サンプルです

「ルートを上から下に挟むアプローチ」や「下から上に挟むアプローチ」など方法と譜例が記載されています。
具体的な練習方法や気をつけること
ここから先は、このドリルと練習方法について説明していきます。次の章でDLリンクを用意していますが、ご購入されていない方のためにサンプルの譜面を用意しています。

前の小節から次のコードトーンへのアプローチを演奏する練習
ジャズのランゲージ、フレーズはアプローチノートから始まると思ってください。なのでこの譜例ですと(サンプルでも確認できます)、1拍目においたコードトーンへ向かう、前の小節の4拍目の位置。ここからフレーズは始まっています。
この感覚がしっかり身についていないと、コードを追いかける仕組みを正しく捉えることができずにずっと苦しみ続けることになりがちです。この点を整理しながら、体に馴染ませていきましょう
譜例を簡単に整理します。ルートを下から挟む、上から挟むのアプローチノートはスケールインサイドの音を使用しています。また「アプローチに音を足す」では上から挟むや、下から挟むを拡張するようなアプローチ例を紹介しています。
しかし『上下から挟む』というコンセプトの全ての例は網羅できていませんのでご注意ください。このドリルの目的は楽譜を追いかけるのではなくあくまでも、方法論から自力でフレーズを作れるようになることです。
なので、基本的には説明と譜例にとどめています。ご自身で実験していきながら獲得して欲しいです。
例えばターゲットノートをスケールではなく、単に半音上下で挟むと非機能的な響きになります。無機質な感じが必要な時はこういサウンドが合いそうだなと、自分なりのアレンジを加えながら取り組むことが大切です。
何度も言っていますが、自分でその場で作ることが重要です。
なので方法論がしっかり身に付くまで考えること、実験することが大事です。
さて5つのアプローチパターンを見てみるとコードを追いかけようとしたら、アプローチノートとターゲットノートを演奏するのであんまりスペースがないことがわかると思います。そうなんです、コードを追いかけると必要な音だけで骨格の全体像が見えるんです。実は、余計な音を加えないことが、コードトーンを追いかけるアドリブへの1番の近道です。
余計な音をなるべく入れずに取り組んでいきましょう!
と、このような感じの内容です。ここから先ではドリルのDLリンクと、4つのプロセスの気をつける点を紹介しています。
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